10月8日(月・祝)「コミュニケーション技法(基礎・応用)」開催しました

「コミュニケーション技法(基礎・応用)」

10月8日(月・祝)は、薬学ゼミナール新宿教室に筑波大学 前野哲博先生を講師としてお招きし「コミュニケーション技法(基礎・応用)」を、全国7教室(仙台、名古屋、金沢、大阪、広島、博多)Live配信で開催しました。

カウンターで遭遇する患者さんが訴えるのは身体的な症状だけではありません。患者さんの訴えに適切に対応し、悩みに寄り添い、より全体的に患者さんを理解したうえで適切なアドバイスを行えるような対応を、講義とワークショップを交えて、ご講演いただきました。

第1部では、なぜコミュニケーションを学ぶのか、医療者のコミュニケーションスキルの重要性などについて、分りやすく喩えをご提示いただきながら学びました。

第2部では、実際に薬剤師役、患者役、観察者となってロールプレイを実施し、それぞれの立場におけるコミュニケーションの取り方の難しさや大切さを感じ取ることができました。

最後の第3部では、グループ内でディスカッションを行い、明日からの患者さんとのコミュニケーションで、どのように実践していくか行動目標が鮮明になり大変有意義な講座となりました。

参加者の声

・コミュニケーションは苦手分野なので、実践編で他の方々の意見や指導の仕方を聞くことができ、とても勉強になりました。普段どうしても薬局の方々のコミュニケーション技法しか聞くことができないので、新たな視点でコミュニケーションの取り方を考えることができました。先生の最後の解説も、現場の先生ならではの意見を拝聴することができました。ありがとうございました。

・コミュニケーションの難しさを実感しました。明日から実践できそうなことも多いので、意識して取り組んでいきたいです。他者の指導の仕方もなかなか見られないのでその点でも大変良い機会となりました。

・普段投薬する時は、投薬する薬に関する話ばかり聞いているので「何か心配なことはないですか?」など、もう少し患者さんの気持ちに寄り添ったコミュニケーションができるように努力しようと講義を通して思いました。傾聴・受容・共感が患者さんとの会話の中でできているか、また今までできていたかをしっかりと考え、今後のコミュニケーションに生かしていきたいと思います。

・開かれた質問と閉ざされた質問を使い分けて、必要な情報を得つつ、患者の求める回答を見つけて提供することの大切さと、それを限られた時間の中で実践することの難しさを考えさせられました。
 また、得られた情報を、頭で短時間でまとめる知識の必要性も感じられました。自分の対話を観察者目線でお話を伺うことができて参考になりました。

・ロールプレイは、自分がロールプレイする時は他の方からのフィードバックをいただけるし、他の方のロールプレイを拝見するといつも自分は使っていなかった言葉やフレーズを知ることができるし、本当に参考になりました。在宅で実際に行く時は一人で行くので、他の方からのフィードバックをいただけることも、他の方を見ることもできないので貴重な経験となりました。

・コミュニケーション技法の基礎を踏まえ、ロールプレイの実践を行い、短時間でどれだけ聴きだせるか業務につなげていけたらと思いました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。

ご参加お待ちしております。

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