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2010年08月30日薬ゼミの社会貢献①『ミャンマー編_2』

先日のプロローグに続き、ミャンマーでの内容を報告致します!
今回は、ワクチンに関する事前勉強です。

【募金がワクチンに変わるまで】
① 募金に協力する

薬学ゼミナールでは、2つの方法で、『世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)』へ募金を行っています。
★ 『受講生1人につき5本のワクチン』というルールに基づく寄付
★ペットボトルのキャップの回収による寄付
(キャップ回収を行っているNPO法人が、回収したキャップをリサイクル業者に運び、その売却益をJCVに寄付しています)

② ワクチンを発注する

JCVに集まった募金をもとにユニセフ本部へワクチンが発注され、ワクチンへと換わります。

③ ワクチンを運ぶ
冷凍されたワクチンが、支援を受ける国々(ラオス、ミャンマー、カンボジア)へ輸送され、そこから現地スタッフにより、トラックや自転車で町や村の保管センター、また接種会場へと運ばれていきます。

④ 子どもたちへ
各町や村の病院や保健センターで子供たちにワクチンが接種され、ポリオなどの感染症から子供たちを守ります。

その様子をJCVのスタッフの方と共に、薬ゼミ職員が現場視察に行きました。

【なぜミャンマーへの支援なのか】
現在、世界ではアジア、アフリカなどでたくさんの子供たちがワクチンを接種できない為に命を失っています。JCVは、ワクチンが必要な子供が多い発展途上国のうち、主にミャンマーに焦点を当て、ミャンマーにおけるポリオという感染症の根絶を目標にポリオワクチンを届けています。

ミャンマーは、アジアの国の中で最貧国に分類されるだけでなく、軍事政権であることから西側諸国からの直接的援助を受けにくい状況にあります。こうした理由から、JCVはNPOという政治的に中立的な立場で、金銭的な支援ではなく、あくまでもワクチンという形で子供たちのために支援を続けています。
 
【ポリオワクチンについて】
ポリオワクチンは、注射でなく口から服用する経口ワクチンであるため、接種の実施が簡単・便利である。さらに、その効力は高く、副作用がほとんどないといわれています。しかも、比較的安価(1人分20円)であるなど、発展途上国で使用するのに理想的な条件がそろっています。

 しかし、熱に弱く常温で放置すると短時間のうちに効力を失ってしまうという問題点も抱えています。

 このため、保存・運搬の際に冷蔵・冷凍ネットワークを準備することが必要です。ワクチンの効果を保ちながら、子供たちの元に贈る一連の手順や仕組やそのために必要な設備(冷凍庫やクーラーボックス、停電したときの補助発電機、輸送手段など)を「コールドチェーン」(低温の鎖)と呼んでいます。
 日本で暮らす人々にとっては、このことがどれだけ困難だということが現地の様子を見るまで理解することができません。ミャンマーに訪れて始めて分かったことは、電力の供給が安定していないということです。実際にミャンマー最大の都市であるヤンゴンにおいても、すぐに復旧はするものの1日のうちに何度も停電が起こりました。都市から離れた地域では、1日に数時間も停電することが日常的にあるようです。
JCVは、ただワクチンを寄付するだけではなく、冷蔵庫、冷凍庫、停電のための電圧安定装置、ワクチン運搬ケース、保冷ボックスを支援しており、ワクチンがミャンマーの子どもに正しく届くための活動全般の手助けを行っています。

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