10月15日(日)「総合診療を学ぶ~対物から対人へ」薬剤師生涯学習講座を開催しました


薬剤師ができる患者中心の医療とは何か?
総合診療を学ぶことで、かかりつけ薬局/かかりつけ薬剤師としての役割の発揮に向けて重要な要素が見えてきます。かかりつけ医としてトレーニングを受けている総合診療医の技能のうち、「患者中心の医療の方法」およびその周辺の知識を知り、薬剤師の日常業務にどのように生かすか、ケーススタディを基にディスカッションを通して学びました。

参加者の声

・薬局業務の中で患者との係わり方の考え方が変わりました。患者、家族の中に自分を含めて関わっていくのが重要だと考え、薬の事だけではこれからの薬局としては不十分だと考える事ができました。受講できて非常に良かったです。

・患者の望みをかなえるだけでなく、取り巻く背景や心理的な要因を考え患者と医療者が互いの問題や役割についてどう考えていくか、また背景や心理的要因がいかに重要かをより深く知ることができました。これからの業務に対しても、少しずつ対人業務について考えていきたいと思います。

・グループディスカッションで経験豊富な薬剤師さんの意見も聞くこともでき、また講義から広く視野を持ち、問題点の原因をつきつめていくこと、それらの関連性を意識していくことの重要性を学びました。業務上でも病態、薬以外の面からもアプローチしていきたい。

・先生のお話を聞いて、自分で考える事で忘れていたことや見落としていることにハッと気付かされるような時間でした。薬の使い方だけでなく、薬を飲む人、に注目することも薬剤師にとっては大切ですね。日々の業務におわれて忘れないように気をつけて働きたいと思います。

・グループディスカッションで他の先生方の色々な意見を聞くことがで勉強になりました。
目の前の患者さんだけを見るのではなく、患者さんの背景を知ることが大切であると分かりました。

・現場ではBPSモデルを意識した事はなかったので、とても勉強になりました。

・家族関係に関わっていくことも問題解決の1つの手段ということも驚きました。自分の専門でなくても地域を作るには色々な角度からの視点をみたり知ることも大切だと思いました。薬だけでなく、患者さんの周りにも目を向けていくことも大切だと思いました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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