薬剤師国家試験対策予備校

第102回
国家試験まで

VOICE 006 真柄詩織

“人の役に立つ”という実感を大切にしたいです。真柄詩織
大学在学中は塾講師のアルバイト。卒業後はMRを二年間。
二つの仕事を経験したからこそ今がある、と語る真柄講師。
転職に至った理由を中心に、新人講師ならではの熱い胸の内を語っていただきました。

MRを経験したことで社交的に

Q:薬剤師という仕事に興味を持ったのはいつ頃ですか?

子供の頃は通訳など英語を生かす仕事に憧れていました。小学三、四年生の二年間、父の仕事の関係でシアトルに住んでいたことがあったからです。でも中学生の頃、薬剤師という仕事を意識し始めました。子育てがひと段落した母が調剤薬局で働き始めたのです。“普通のおばちゃん”という印象だった母が、白衣を颯爽と着て働いているというギャップが新鮮で、かっこいいと思ったのです。

Q:大学卒業後は薬剤師ではなく、MRの道へ進まれたんですよね。

自分の強みである英語を生かせるチャンスもあるかもしれないと思い、一度は企業で仕事をしてみようと思っていました。実際にMRとして働いたことで得難い経験をさせていただきました。もともとは人見知りの激しい性格だったのですが、かなり社交的になることが出来ました。

人の役に立つという実感を

Q:MRから講師職へ転職されたのはなぜですか?

MRという仕事は患者様と直接触れ合う機会がないので、自分が役に立てていることを実感しづらいんですね。そこに葛藤が生まれ始めました。間接的にお役に立てているのは間違いないのですが、もっとダイレクトな反応が欲しいと思うようになり、転職を考え始めました。講師職に興味が湧いた理由は、大学生時代の塾講師のアルバイト経験が大きかったのかもしれません。教え子の成績が上がったり、ましてや合格したりするとすごく嬉しかったのです。“未来の薬剤師を育てる”という講師職は、人の役に立つという実感を得やすい仕事だと思いました。

Q:初めての講義はいかがでしたか?

デビューの日の朝に、学生たちから「今日デビューでしょ。がんばってね」と声を掛けてもらって、まるで保護者のように見守ってもらいました(笑)。でもやはり講義は緊張しました。塾講師の頃は一対二の個別指導だったので、学生さん二人を交互にみていたのです。それがデビュー戦は学生さん102人! 全身ガチガチで声もガタガタでした。冗談のひとつも言えず、目線をどうすればいいのかもわかりませんでした。

気づき”を与えられる講師

Q:今後、どんな講師を目指していきたいですか?

常に“気づき”を与えられるような講師になりたいです。学生さんが「あ!」と何かひらめいたような顔を見るのが喜びなんですね。電球がパッと灯る瞬間のような。それは勉強のことでもいいし、将来のことや悩みなど、どんなことでもいいです。人の役に立つ、という実感を大切にしたいです。

Q:MR講師に興味はあるのですか?

今はまだ薬ゼミ講師として歩き始めたばかりなので、そこまで考える余裕はないのですが、いずれとは思います。私自身がMRを二年間やっていたので、経験者ならではの講義が出来るのではないか、と自負しています。

自分の中の柱

Q:今後、講師を目指そうという方へアドバイスを。

自分の中の柱を大切して、それに素直に従っていくことが大切だと思います。私の場合は“人の役に立つ実感を得たい”という柱を中心にして考え、悩み、MRから講師職へ転職しました。塾講師のアルバイトもMRも貴重な経験をさせていただいたと思っています。この二つの仕事を経てきたからこそ、講師という職に辿り着けたので。自分が大切に思うことを貫いていただきたいですね。

プロフィール

真柄 詩織 まがら しおり
薬学ゼミナール 津田沼教室 所属

経歴
2013年 星薬科大学 卒業
2015年 入職

休日の過ごし方・趣味
料理教室に通い始めました。まとまって時間がとれた場合は海外旅行に行きたいですね。

今後のビジョン
常に学生の隣にいたいです。そのためには視野を広げて、いろんな情報をキャッチできるアンテナを張っていたい。今はまだ自分の事で精一杯なので、その余裕が欲しいですね。

メッセージ
結婚や出産を経て戻っていらっしゃる先輩が多いんですね。それは女性が働きやすく、ずっと続けていける職場だからだと思います。いろんな出会いや絆が生まれる素敵な仕事だと思います。