薬剤師国家試験対策予備校

第102回
国家試験まで

学長メッセージ

第102回 薬剤師国家試験合格を目指して

木暮喜久子

~40周年を迎える薬ゼミ、新たな信頼の絆~

学校法人 医学アカデミー 薬学ゼミナール 学長
木暮喜久子

 薬剤師国家試験は、チーム医療および地域医療の一員として責任ある行動が取れる薬剤師、臨床的な実践能力を持つ医療人としての薬剤師になるべき資質があるかを見極める試験です。現在「健康サポート薬局」、「かかりつけ薬剤師」 など、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化しています。平成27年度から大学では6年卒業時に必要とされている「薬剤師として求められる10の基本的な資質」に基づいた「改訂薬学モデル・コアカリキュラム」での講義が始まりました。また 「薬学実務実習に関するガイドライン」(平成27年)が発表され、平成31年からの病院や薬局での実務実習も大きく変わります。

 このような状況下で行われた第101回薬剤師国家試験は、受験者総数14,949名、総合格者数11,488名、総合格率76.85%で、第100回に比べ総合格率が13.68%と大幅に上昇し、過去10年間で最も多くの薬剤師が輩出されました。これまでは、総得点の65%以上の絶対基準が合格基準でしたが、第101回から相対基準*により設定した得点以上であることとなりました。また、一般問題の足切りがなくなり、必須問題の各科目の足切りが30%以上になりました。第101回はこれらの「合格基準」の変更により、足切りで不合格になる受験者が減少したことや第100回までに比較して、既出問題の周辺知識を理解していれば解答しやすい問題があったことなどから、合格率が上昇したと考えられます。しかし「基礎力」、「考える力」、「医療現場での実践力」や「実務実習の成果を問う」問題などは継続して出題されており、問題解決能力や臨床能力をもつ6年制薬剤師に対する期待を感じさせる傾向は続いています。

 医療人である薬剤師は、薬の専門家として人の命と健康な生活を守り、社会に貢献する素晴らしい仕事です。しかし薬剤師になるためには、国家試験に合格しなければなりません。合格には、しっかりとした勉強とそのための正しい取り組みが必要です。

 6年制での6回目となる、来春に実施される第102回薬剤師国家試験は、第101回と同様の傾向ですが、より実践力・臨床能力を問う問題が増加し、医療現場で直面する事象に対する問題抽出・解決能力を問う問題は、難しくなることが予想されます。やはり暗記だけでは到底解けない試験で、第101回より易しくなることはないでしょう。

 薬学ゼミナールは、患者さんに寄り添う薬剤師、地域に根ざした心の豊かなやさしい薬剤師の育成を目指しております。平成28年12月に薬ゼミは、創立40周年を迎えます。第101回の国家試験では、薬ゼミから2,859名の薬剤師が誕生し、多くの笑顔に包まれました。これまで受講していただいた多くの皆様、青本をご利用いただいた多くの皆様、全国統一模擬試験を受けていただいた多くの皆様、そしてお世話になっております各大学の先生方、多くの方々に支えられてこの40年を重ねられたことを大切に思い、感謝してこれからも一人でも多くの薬剤師を輩出して参ります。

 5月に金沢教室と札幌教室の2教室が新たに開校いたしました。いままでの教室と同様に通学に便利で、広く明るい勉学スペースと自習スペースを併せ持つ環境です。カフェテラスや薬局が併設されている川越教室に隣接した学生寮(昨年度完成)には、朝から夜まで学生と寝起きを共にし、すべての科目の質問や悩みに向き合ってくれる寮母さんがおります。また、いつも学生に寄り添う熱い気持ちをもつ学生思いで、わかりやすい講義を展開する173名の講師陣がおります。さらに遠方の方や在学生の方々にも的確な指導のできる「オンライン教室」を含めて、全国の薬学ゼミナールの教室は18となりました。これからもそれぞれの学生のニーズにあった勉強環境を整えて参ります。

 これからの薬ゼミを是非とも期待していてください。全力で皆さんの夢を、願いを叶えるお手伝いをして参ります。