11月22日(日)「薬剤師が知っておきたい アルコールの知識とその対応」薬剤師生涯学習講座を開催しました

薬剤師が知っておきたいアルコールの知識とその対応

2020年11月22日(日)は「薬剤師が知っておきたい アルコールの知識とその対応」を講師の筑波大学 吉本尚先生にご講演いただき、グループワークも取り入れたZoomによるWEB生配信講座を開催いたしました。

アルコールについて、1日の適度な飲酒量、アルコール依存症や中毒について学びました。現場にはアルコール依存症や中毒になる一歩手前の方が非常に多く、地域医療の担い手として薬剤師は重篤になる前の方への対応が重要なのだということ、そしてその対応の仕方を教えていただきました。

参加者の声

・アルコールに関する体への影響や疾患と深く関わっているということを改めて認識することができ、大変貴重な講演でした。飲酒というと趣味嗜好の面が強く、あまり深く掘り下げて聞き取りをしたり説明をしてこなかったのですが、患者さんのやめたい減らしたい気持ちがあるということを理解し、今回学んだ知識を生かし少しでもサポートできるようになれればと思いました。

・非常に興味深く勉強になりました。学生時代に学ぶことは全くなく、今の現場でも学ぶことがなく、しかし薬剤師として友人から聞かれる内容たったので知りたい分野でした。まずアルコールの身体への影響を知る事から、アルコール依存症とはどういう状況の方で、そういう方にどうアプローチしていけば良いのかを学ぶことができ、参加できてよかったです。ロールプレイが具体的にこんな場合はどうするか?が非常に考えさせられました。

・自分がお酒を飲まないということもあり、飲酒量などに関して全くイメージをつかめないというのが悩みでした。今回の講座を受けることにより具体的な話につなげることができそうです。またアルコールは思っていたよりも体への影響が大きいものなのだ、という印象を受けたので患者様にも少しずつ伝えられるよう努力しようと思います。

・Zoom配信により自宅に居て講習を受けることができ助かりました。この新型コロナの流行でコレステロール値が上がった、体重増えたという方にも沢山接してきました。今後の不安からアルコール依存に陥っている方も増えているのではないかと思います。これからそのような方々に接した際に、相談できる薬剤師を目指して活用してゆきたいと考えております。ありがとうございました。

・節酒や断酒を進めるにあたって、患者はどうしたいのかなどを聞き出したり、急にやめるのではなく徐々に量を減らしていく方法があることなど、たくさんのことを学ぶことができて、今後の服薬指導に活かしたいと思いました。私はまだ1年目なので、特にロールプレイでは患者からの情報の引き出し方が勉強になりました。また、依存症は生きづらさから来ること、飲酒について医師には相談しづらいことを知り、メンタルケアや飲酒についての相談に薬剤師としてできる限りのことはしていきたいと思った。

・先生の臨床経験やロールプレイを通して、丁寧に講義いただき、アルコールの適量からアルコール依存症の方への対応まで、とても興味深く聞かせていただきました。実際の業務に生かせたらと思います。ありがとうございました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。

ご参加お待ちしております。

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