学長メッセージ

第103回 薬剤師国家試験合格を掴もう

木暮喜久子

~社会が求める薬剤師をめざして~

学校法人 医学アカデミー 薬学ゼミナール 学長
木暮喜久子

 かかりつけ薬剤師や健康サポート薬局など、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化し、薬学教育も6年卒業時に必要とされる「薬剤師に求められる10の基本的な資質」に基づいた改訂モデル・コアカリキュラムで、学習成果基盤型教育に重きを置いた講義が平成27年度から始まっています。薬学教育も薬剤師も、視点は「物から人へ」大きく変わっています。平成28年11月には、第106回薬剤師国家試験から用いられる新しい出題基準が策定されました。

 薬剤師国家試験は、チーム医療および地域医療の一員として責任ある行動が取れる薬剤師、臨床的な実践能力を持つ医療人として質の高い薬剤師になるべき資質があるかを見極める試験で、薬剤師になるためにはどうしても通らなければならない通過点です。

 第101回から合格基準が変わり、総得点については平均点や標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること、必須問題については、全問題への配点の70%以上で、かつ各科目の足切りが30%以上であることになりました。

 冒頭で上げた環境の変化は、第103回薬剤師国家試験に反映させるでしょうし、新しい出題基準を踏まえての出題になるでしょうから、問題は易しくなることはありません。出題は、基礎系・医療系を問わず、知識の丸暗記でなく、内容を理解することが大切で「基礎力」、「考える力」、「応用力」を必要とする問題が多く出題されます。また「実務」や「複合問題」を中心に臨床能力や長期実務実習の成果を意識した「医療現場での実践力」を問う問題が多く、ますます問題解決能力や臨床能力をもつ6年制薬剤師に対する期待を感じさせる出題になってきます。

 薬ゼミは、昨年12月に創立40年を迎えました。これまで受講していただいた多くの皆様、青本をご利用いただいた多くの皆様、全国統一模擬試験を受けていただいた多くの皆様、そしてお世話になっております各大学の先生方、多くの方々に支えられてこの月日を重ねられたことを大切に思い、感謝してこれからも一人でも多くの薬剤師を輩出して参ります。

 昨年は、札幌教室と金沢教室の2教室が新たに開校しました。川越教室に隣接した学生寮には、薬局やカフェテラスが併設され、朝から夜まで学生と寝起きを共にし、すべての科目の質問や悩みに向き合ってくれる学生寮チューターもおります。また学生思いで、学生目線での講義を展開する170人の熱い気持ちをもった講師陣がおります。さらに遠方の方や在学生の方々にも的確な指導のできる充実した「オンライン教室」を含めて18教室となりました。これからも、それぞれの学生のニーズにあった勉強環境を整えて参ります。

 これからの薬ゼミに是非とも期待してください。全力で皆さんの夢、そして願いを叶えるお手伝
いをして参ります。