中日NEXT「進学フェア2024」にて講演しました
中日NEXT「医療・看護・薬学・福祉・保育系進学フェア2024」
2023年4月23日(日)、愛知県名古屋市のウインクあいちにて中日NEXTによる「医療・看護・薬学・福祉・保育系進学フェア2024」が開催されました。
薬学ゼミナールから3名が講演
薬学生・薬剤師を応援する薬学ゼミナールは「社会が期待する薬剤師を目指して ~薬剤師は、薬を通して人々の健康や幸せに貢献する~」をテーマに、薬学部を目指す高校生およびその保護者に向けて3名が講演しました。
■登壇者および演題
・学長 木暮喜久子
「薬剤師になるために ~求められる薬剤師と教育~」
・講師 佐藤弘隆(薬学ゼミナール名古屋教室長)
「薬学を取り巻く環境 ~環境の変化と現状~」
・講師 茂木雄輔(薬学ゼミナール基礎教育支援室長)
「薬学部に入学するために行うこと ~具体的に何を勉強したら良いか~」
■講演内容(一例)
・薬剤師の任務・薬剤師として求められる資質とは
・薬剤師になるまでの流れ
・カリキュラム改訂(R4改訂コアカリ)により、変わりゆく薬剤師教育
・日本の薬剤師数、薬剤師の様々な就職先
・国家試験合格後も薬剤師の勉強は続く
認定薬剤師、専門薬剤師、かかりつけ薬剤師とは
・2025年問題(超高齢化社会)に向け、変わりゆく薬剤師業務
患者さんのための薬局ビジョン、地域包括ケアシステム、新しい機能薬局、DX・ICT化、電子処方箋、モバイルファーマシー、ポリファーマシー、リフィル処方箋
・社会が期待する薬剤師
在宅、処方提案、救急、チーム医療における薬剤師の役割
・病院薬剤師の業務(タスクシフティング)
・現時点における薬剤師偏在指標
・コロナ禍における薬剤師の活躍
・薬学部(6年制)と薬科学部(4年制)
薬剤師になりたい? 研究者になりたい?
・薬剤師国家試験ってどんな試験?
・薬学部ってどんなことを勉強するの?
・入学まで、具体的に何を勉強したら良い?
薬学を学ぶ上で重要な高校範囲
・進級に向け、入学前にはどんな教材でどんな勉強をしたら良い?
最も関心が高かったのは「変わりゆく薬剤師の役割」
どの講演内容もメモを取りながら真剣に聴講いただけましたが、特に関心が高かったのは「変わりゆく薬剤師の役割」です。
今回参加された高校生の多く(高校3年生)は「薬学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版(R4改訂コアカリ)」で学ぶ初年度の薬学生となります。
質疑応答やアンケートには
「24年度でカリキュラムが変わることがわかって良かった」
「薬剤師の仕事の内容が広がりつつあること、タスクシフティングなどが印象的でした」
「これからの薬剤師は調剤だけでなく様々なことをこなせることが大事だとわかりました」などの声が聞こえました。
そのほか、
「病院薬剤師の不足が全国的なものであると初めて知りました。地方だけの話だと思っていました」
「薬剤師免許をとるなら6年制に進学しなければならないとわかりました」などの声もありました。
講演後には、会場内に見本を置いていた「薬ゼミの薬キソ本」を手に取る姿なども見られました。
薬学ゼミナールは今後も、未来の薬剤師の「薬剤師になる夢」を応援して参ります。