薬剤師生涯学習「総合診療を学ぶ~対物から対人へ~」開催!

10月2日(日)は「総合診療を学ぶ」と題して、筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 吉本尚先生を薬ゼミ新宿教室にお迎えし、全国8教室(札幌・仙台・名古屋・金沢・大阪・広島・博多)をつなぎ開催しました。

これからの薬剤師は,患者中心の医療に向けて薬物の視点だけでなく、患者さんを取り巻くトータル的な視点が必要と言われています。
今回開催した講座では、家庭医としての考え方BPSモデル「医学的(Bio)精神・心理的(Psycho)・社会的(Social)」の視点から、ケーススタディを基にディスカッションとレクチャーを交えながら学習していきました。

【主なご意見】

●薬剤師はどうしても薬中心に物を見てしまうことを実体験で学べた。

●視点を変えるための考え方としてBPSモデルが役立つと感じた。

●BPSモデルという概念を初めて知った。当たり前のようなことですが、その認識を持って業務にあたるのと、そうでないのでは大きく違ってくることをケースで学べた。

●明日から患者さんから情報を聞き取る際の新しい視点を学ぶことができた。

●これからの薬剤師は、薬のことだけでなく患者さんの背景(家族・生活状況等)も知り、他の医療従事者や地域の方々と一緒に、介入し支援していくことが必要になると感じた。

●診療は医師だけのものだと思っていた。家族背景を探って他の医療者にフィードバックすることも総合診療の1つの形と考えると薬剤師でも関与することができると感じた。

●患者中心の医療と頭では分かっていても、グループワーク等を進める中で結局薬中心の考え方しかできていない事に気づかされた。
患者さんの背景を見ようとする気持ちをしっかり持ち、明日から少しずつでも変わっていきたい。

●講座受講の前後で自分自身の視野の広がりが実感できた。処方歴・残薬など目に見える情報だけでなく患者背景を深く聞き取り把握すること。そのためにも患者さんとの信頼関係を築くことが大切だと改めて感じた。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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