患者さんの悩みがわかる「症例で学ぶプロブレムの見つけ方 ―服薬指導と薬歴記載のコツがここに!-」本日発刊!

患者さんの悩みがわかる「症例で学ぶプロブレムの見つけ方 ―服薬指導と薬歴記載のコツがここに!-」を発刊しました!

2023年9月30日、薬ゼミ情報教育センターは「症例で学ぶプロブレムの見つけ方 ―服薬指導と薬歴記載のコツがここに!-」を発刊しました。

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服薬指導も薬歴もプロブレムさえ見つかれば解決!

「患者さんの考えていることがわからない……」
「いつも同じような指導をしてしまう……」
このようなことでお困りの薬剤師の方はいらっしゃいませんか?
実はこのようなお困りごとは「患者さんの中のプロブレム」を見つけることができれば、解決します。

では「患者さんの中のプロブレム」を見つけるにはどうしたら? ぜひ、この本をご活用ください。
本書では「患者さんの中のプロブレム」を見つける方法を、具体的な症例をもとに解説しました。

素早く「患者さんの中のプロブレム」を見つけることができると、さまざまなメリットがあります。

  • 重要なプロブレムに注力できるので服薬指導が短時間で済みます
  • 服薬指導の質が格段に向上するので患者さんの満足度・信頼度が驚くほど高くなります
  • 要点をとらえた服薬指導になるので薬歴もスムーズに書けて時間が短縮します

また本書には、疾患や薬の薬学的管理のポイントがわかるコラムを数多く掲載しました。

短時間に質の高い服薬指導を実施できる患者さんの信頼を勝ち取れる薬剤師になるためのノウハウは、この本の中にあります!

掲載内容

PART1 薬学的管理成功の秘訣はプロブレムを見つけること
 プロブレムを見つけよう!
 プロブレムって何だろう
 薬剤師のプロブレムは「感情への着目」が大切
 SOAPはProblem Orientedにすることで効果が出てくる

PART2 感情へのアプローチによるプロブレムの見つけ方
 患者さんのプロブレムにアプローチする方法
 Step1 気付きポイントを探す~気付きリスト~
 Step2 プロブレムのヒントを探す~感情への着目~
 Step3 プロブレムの解決
 Step4 薬歴の記載

PART3 症例で学ぶプロブレムの見つけ方
  1  めまいやふらつきを感じる牧野さん。プロブレムは?
  2  骨粗しょう症治療薬のDo 処方の山岡さん。プロブレムは?
  3  問題点がないように思える青山さん。プロブレムは?
  4  眠れないと訴える星野さん。プロブレムは?
  5  服薬に不安をもつ後藤さん。プロブレムは?
  6  話をすり替える糖尿病の佐々木さん。プロブレムは?
  7  運動や食事に気をつけても薬が出た佐伯さん。プロブレムは?
  8  便通の悩みを抱えている天川さん。プロブレムは?
  9  血圧を言いたがらない山田さん。プロブレムは?
 10 来局間隔がバラバラの赤井さん。プロブレムは?
 11 来局のたびにステロイドの質問をする大野さん。プロブレムは?
 12 新しい薬が効かない佐藤さん。プロブレムは?
 13 「ちゃんと飲んだ」と言う立野さん。プロブレムは?
 14 ちょっと気の短い山本さん。プロブレムは?
 15 花粉症のつもりがかぜと診断され、腑に落ちない母親。プロブレムは?
 16 いつもより暗い雰囲気の前田さん。プロブレムは?
 17 いつもと雰囲気の違う橘さん。プロブレムは?
 18 一包化の指示がなくなった全盲の岸田さん。プロブレムは?

付録 用語解説
 ・服薬ケアの定義と関連用語
 ・患者応対技術─(1)POS(problem oriented system)と関連用語
 ・患者応対技術─(2)服薬ケアステップと関連用語
 ・患者応対技術─(3)基本姿勢
 ・患者応対技術─(4)感情への着目の考え方
 ・患者応対技術─(4)感情への着目の技術 (5)服薬ケアコミュニケーション(狭義)の技術

著者 岡村祐聡(服薬ケア医療学会・理事長)よりメッセージ

私が運営に関わっている一般社団法人服薬ケア医療学会では、自身のスキルアップをしたいと孤軍奮闘している若い薬剤師のために、さまざまな講座を用意しています。その中身は、学術的な知識の習得から具体的に服薬指導を組み立てていく方法論、そして立派な医療者として成長するための心構えに至るまで、あらゆるテーマに及びます。そしてその中の柱の1つが本書のテーマである「服薬指導のスキルアップ」なのです。そしてその神髄を簡単に手に取ることができるようなテキストとして残したいというのが、本書を編むことにした大きな理由です。

その神髄とは、本書のタイトルにもある「プロブレムを見つけること」です。本書では、どのようにプロブレムを見つけていくのか、その考え方の具体例を、18の症例にあわせて解説してみました。素早くプロブレムを見つけることができると、服薬指導が短時間で済み、その質が格段に向上し、患者さんの満足度も信頼度も驚くほど高くなります。この「短時間に質の高い服薬指導を実施できる力」こそ、薬剤師の医療者としての実力だと私は考えるのです。

「服薬指導の力をつけたい」、「質の高い服薬指導ができるようになりたい」、「かかりつけ薬剤師としてもっと患者さんから信頼されるようになりたい」と願う多くの薬剤師の皆さまにとって、本書がお役に立てると信じております。

【著者紹介】
岡村 祐聡(おかむら まさとし)
1985年明治薬科大学薬学部薬剤学科を卒業。臨床検査会社に勤務後、調剤薬局に入局。1999年に服薬ケア研究所を設立後は、人材育成のプロとして薬剤師の生涯教育に携わってきた。2021年に一般社団法人服薬ケア医療学会理事長に就任。検査値、ハイリスク薬、免疫学、抗がん剤、医療統計学、薬物動態学など、さまざまな分野を「わかりやすく」解説し、好評を博している。プロブレムに着目し思考力を育てる「頭の中をPOSにする」や、服薬指導を直接ブラッシュアップする「SP研修」など、「ここでしか学べない」と評判の講座も多い。

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