4月20日(土)「教科書には載っていない 緩和医療の現場講座」を開催しました
4月20日(日)は「教科書には載っていない 緩和医療の現場講座」を、東京女子医科大学 東医療センター薬剤部 伊東 俊雅先生を薬学ゼミナール新宿教室へ講師としてお招きし、全国8教室(札幌、仙台、名古屋、金沢、大阪、広島、博多)をLive配信でつなぎ開催しました。
本講座では、緩和医療の「実態・現場」を知り、患者の痛みを学ぶことから生死と向き合い、優しい医療者を目指すための薬剤師が知っておきたい内容をわかりやすくご講演いただきました。
第1部ではオピオイドの適正使用について疼痛の種類から評価方法、各薬物の詳細について教えていただきました。
第2部ではがん薬物療法に関わるフィジカルアセスメントとして、ケーススタディーを交えて教えていただきました。
伊東先生の大変熱い講義に、実際の臨床現場を感じさせていただくことができました。また画像診断も取り入れた講義に受講者の方々もとても熱心に受講され、大変に有意義な講座となりました。
参加者の声
・調剤薬局でもできる患者さんへの体調変化確認方法を知ることができて良かったです。普段画像診断を見る機会がほとんどないのですが、見ることができてありがたかったです
・今後の仕事の可能性が広がりました。また、緩和医療において薬剤師が避けてきた部分(個人としても薬学教育全般としても)を中心に聞けたことが大変為になりました
・院外処方箋と患者の話から、処方意図を探りながら薬局で対応しているため、院内でリアルな対応方法や注意点のお話を伺えて大変参考になりました。薬剤師がどのようにオピオイドに関わっていくべきかを考える機会になりました
・現場目線での内容だったので、今までの座学でなく、色々な目線から疾患を見る必要があることを学べました
・緩和医療におけるがん疼痛薬物療法をはじめ、X線やCT画像の見方など幅広く学ぶことができてとても勉強になりました。今、業務でそういったことを学ぶ機会もなかったので、これを機にもう少し深く学びたいなと思いました。今日配布された資料をベースに勉強しようと思っています
・現在の職場が緩和メインになりつつあるため、今日の講座はとても勉強になりました。今日紹介のあった適正使用ガイドラインを再度読んでしっかり勉強し、安全かつ効果的な薬物治療を提供できる薬剤師になりたいと思います
・緩和医療において薬剤師が知るべき知識だけでなく、画像やフィジカルアセスメントの知識を得ることができ、とても良い時間を過ごすことができました。現場で実践できるようさらに勉学を深め、医師らと一緒に画像など総合的な情報から薬物提案ができるように努力を続けたいです。本日はありがとうございました
薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催してまいります。
ご参加をお待ちしております。
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