3月14日(日)「検査値から読み解く症例解析」薬剤師生涯学習講座を開催しました

検査値から読み解く症例解析

2021年3月14日(日)は、講師の筑波大学 前野哲博先生、筑波メディカルセンター病院 橋本恵太郎先生に「検査値から読み解く症例解析」についてご講演いただき、グループワークも取り入れたZoomによるWEB生配信講座を開催いたしました。

肝機能、腎機能、貧血、甲状腺、血液ガスの5症例について、どのような検査値に着目するのか、現場で実際に診察されている医師の視点から教えて頂きました。
特に、血液ガスの症例では、血中の酸素分圧、二酸化炭素分圧、pHの少しの違いで緊急度が特に高い患者さんを見分けるポイントなどを学ぶことができました。

参加者の声

・病院では病名がある程度記載されている段階でカルテをみることが多いので、検査値や患者背景だけから検討していくことで気付けることが多くあると改めて感じました。血ガスは考え方も難しく、悩んでしまいましたが、最初の症例3つも含め医師の考え方の流れを知れたのでこれからカルテを確認する際にも視野を広げて、さらに薬を出す際に考えながらおこなっていこうと思いました。

・検査値をみる流れ、甲状腺薬が変更になっている際に患者さんに起きていること、COPDのつらさのあるなしの患者さんに起きていることが推測できるようになりました。大変勉強になりました、ありがとうございました。

・患者の状態をアセスメントして薬の効果や副作用が出ていないか探ることが重要ではあるが、いまいち見方が分からず、アセスメントも不十分でした。今回はその手順や方法、どの様に使用して考えるかのエッセンスを教えてもらったので、それを忘れないうちに日常業務の中で使用していこうと思います。甲状腺機能障害アセスメントと血ガスは調剤薬局内部で働いていると殆ど学ぶ機会が無いので有り難かったです。

・とても勉強になりました。日常業務の中で検査値を見せていただくことは往々にありますが、中々何処に目をつけていいのかわからず当たり障りのないことしかお伝えできていなかったので、今後の業務にフィードバックしていきたいと思います。

・今回初めて参加させていただき、zoomでの講演という形にも不慣れで緊張しましたが、大変勉強になりました。まだまだ経験が浅く、検査値について、深く追求できていなかったので、今回参加して、初めて知ることがたくさん多く、充実した4時間を過ごすことができました。今後、病棟業務で検査値を見るとき、今回学んだことを活かし、患者様や医師に説明、提案等できる薬剤師を目指したいと思いました。

・数年前から検査値を読む力の必要性をとても感じていました。個々もしくはいくつかの検査項目から状態の推測はできても、全体を考えて何がどのようにかかわり、どこに緊急性があるのかなどを読み取ることはできなかったため、今回の”検査値を読む”講座は、検査値をみて考えていくための指針を得られてとても勉強になりました。多くの患者さんに検査値表を提示してもらって勉強していきたいと思います。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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