9月12日(日)「検査値から読み解く症例解析」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「検査値から読み解く症例解析」を開催しました

2021年9月12日(日)は筑波大学 前野哲博先生、筑波メディカルセンター病院 橋本恵太郎先生を講師に、薬ゼミ生涯学習センター定番講座の「検査値から読み解く症例解析」を開催しました。
グループワークを取り入れたZoomによるWEB生配信講座は、遠隔ながら賑わいを感じられる講座となりました。

「肝機能、腎機能、貧血、メタボリックシンドローム、炎症、甲状腺」の6症例について、検査値をどのように解釈するのか、現場で実際に診察されている医師の視点から教えて頂きました。

検査値を見る際、基準値から外れた値に目を向ける方も多いかと思いますが、今回の講座では「正常を示す検査値をどう評価するのか」を先生方によるレクチャーやグループワーク時のフィードバックをもとに学ぶことができました。

参加者の声

・病院勤務のため普段から検査値を見る機会は多いが、今回の講座を受けて、表面的にしか見られていなかったように感じた。グループディスカッションでは自分が気づくことのできなかった意見を聞けて、新たな視点をもつことができた。今回の講座で学んだ内容を、今後の業務にいかしていきたい。

・6症例を通して「どの検査値に着眼点を置くのか」「患者さんの背景から何が起こりうるのか」を想像し考える機会を持てて良かったと思いました。また、解説を聞き「なるほど!」と思える点がいくつもあり楽しかったです。

・事前学習で時間をかけて考え、解説を聞くスタイルでとても効率よく学習できました。抗菌薬投与後の解釈の仕方は、患者さんの症状で何となく予測はできましたが、検査値の出現のスピードが違うということでとても納得して理解できました。色々な症例を見ることが出来て、大変勉強になりました。

・色々な見方で考えることが大切であると学ぶことができました。調剤薬局では頻繁に検査値を目にすることはないですが、患者さんが検査値について教えてほしいと持って来られた時に、対応できるようにしたいと思います。また、胃がんや大腸がんなどの前兆であることを知れたので、受診勧奨などができるようになりたいと思います。ありがとうございました。

・検査値が基準値から外れているからと安易にアセスメントせず、全体から病態を考える必要があるという医師の診断の流れや感覚を学ぶことができ、勉強になりました。また、生活習慣病の患者様は多いので、検査値をうかがい、メタボリックシンドロームと思われる患者様には生活習慣の改善を積極的に指導できるよう学んでいきます。

・検査値については学生のころから苦手意識が強く、そこまで深く触れることができませんでした。1つの検査値に気を取られがちですが、全体を確認できるよう考えていきたいと思います。貴重な講義をありがとうございました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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