4月24日(日)「脳科学から読み取る認知症 ~薬剤師に知って欲しい知識~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「脳科学から読み取る認知症 ~薬剤師に知って欲しい知識~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

2022年4月24日(日)は「脳科学から読み取る認知症 ~薬剤師に知って欲しい知識~」を、きいれ浜田クリニック院長 濵田努先生を講師に迎え、ZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。

当講座では、リフィル処方となった際に認知症患者さんへ注意するポイントや周辺症状の考え方などを、脳科学的観点から学びました。

これからのリフィル処方の対応のみならず、患者さんやご家族への対応について、明日から活かせる講座となりました。

参加者の声

・今まで認知症は一種の病気と思っていましたが、病気ではなく状態であり、認知症の本人自身も自分の現状に苦しんでいるということに驚きました。
 また、リフィル処方箋に対する薬剤師の役割や服薬指導時に活用できそうな内容も教えて頂き、非常に勉強になりました。

・高齢患者さんに対するアドヒアランスを良くするために、脳科学から学ぶことができ、大変有意義でした。認知症の方と信頼関係を築けるような薬剤師としてのスキルを身につけていくことは、永遠の課題だと思います。認知症の患者さんの居場所の一つとなれるよう「不安や困った」へ丁寧に向き合っていきたいと思います。

・高齢化社会で、今後の病棟業務において認知症の方と接する機会が増えてくると思います。薬物治療だけでなくどういう点に注意して患者の話を聞いていくか、薬が服用できているかなどの必要となる情報を引き出すためにも、病状への理解を深めることができました。これからの業務に役立てていこうと思います。

・認知機能の仕組みから、認知症の患者さまとご家族に対する接し方まで、非常に分かりやすく勉強になりました。認知症は他人事ではないということを頭に入れながら、今回のお話を参考にしてどんな対応が相手にとって最適であるかを考えていきたいと思います。
 また、適切な治療の方向性を見極められる知識を身につけ、患者様に信頼されるような薬剤師を目指します。

・認知症というものを受験勉強として学んだが、ふんわりとした知識しかなく、恥ずかしながら認知症というものはならない方がいい病気だと思っていました。今日の話を聞いて、認知症は老化現象の一種で歳をとれば誰しもがその状態になる、と知って認知症というものが大分やわらかいイメージになりました。現場はそう優しいものではないと思うけれど、いつか必ず家族など私自身の身近に起こることなので、今は認知症との付き合い方について知識を身につけていきたいと思います。

・今回の講座で認知症に対する意識が変わりました。今まではひとつの病気として捉えていましたが、これからは社会現象として対応策を考えることが大切だと思いました。
 また、認知症の基礎知識はもちろんですが、実際に患者様と接してどのようにしてコミュニケーションをとるのが適切か具体的にお話して下さり、これから患者様の服薬指導をする際に意識しながら行おうと思いました。
 まだ患者様の対応をしていませんが、認知症だけではなく他の疾患の患者様にも服薬指導をする際に活用できることが多くあったので、実践していきたいと思います。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

一般社団法人薬学ゼミナール生涯学習センター 事務局
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-12-15 日本薬学会 長井記念館ビル8F
TEL:03-6452-6456
FAX:03-5766-0561

次回の生涯学習公開講座

他のお知らせ