6月19日(日)「薬剤師に求められる症状対応~頭痛・胸痛~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「薬剤師に求められる症状対応~頭痛・胸痛~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

2022年6月19日(日)は「薬剤師に求められる症状対応~頭痛・胸痛~」を、筑波大学 前野哲博先生を講師に迎え、ZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。

当講座では、患者さんの「〇〇がつらいんだけど」という声に自信を持って対応できるデキるかかりつけ薬剤師を目指して、薬剤師がよく遭遇する頭痛、胸痛についてケーススタディを基に分かりやすく解説をしていただきました。

グループワークを円滑に行うため、受講者の皆様には事前課題をご提出のうえご参加いただきました。

第1部では「頭痛」について、 第2・3部では「胸痛」について、グループワークと前野先生による症例解説・疾患の鑑別に関する講義が行われました。

各症例の頭痛や胸痛が、すぐに病院に行くべきか、そのまま様子を見ていいものかの鑑別を、グループディスカッションで意見交換を行いながら学ぶことができ、大変有意義な講座となりました。

参加者の声

・薬剤師として患者様の症状をもとに疾患を推測するのは、初めての経験でした。薬物間相互作用や薬物動態を考えがちな薬剤師にとって、”患者様を見て考える”というのは非常に良い機会を得たと思いました。前野先生から、今後の薬剤師業務において痛みに対して見逃してはならないキーワードを頂いたので、それを活かした薬剤師業務を行おうと思いました。

・疾患に関して職場の同僚と意見を巡らせることはあるが、今回の講座のようにグループワークを通して、自分の意見を伝えるということは、患者様とのコミュニケーションにも活かせるし、とても大切だと感じた。「相手にしっかりと伝える」は薬剤師に弱い部分でもあるので、今後も積極的に講座を受講していきたい。前野先生の医師の視点、医療従事者としての視点、臨床推論の大切さ、LQQTSFAを今後も頭に入れて業務に臨んでいきたい。

・患者さまとの会話でいかに現在の病状を考察するかの考え方の要点がとてもわかりやすく、討論することで自分の考え方が偏っているのも気がつきました。今回の内容を再度復習し、自分のものにしたいと思います。

・薬局などで患者さんと話す時などに、自分の中の判断となる指標ができるように、これからも色々学んでいきたい。頭痛や胸痛などありふれた痛みから重篤な病気かそうではないかを判断できるよう、今回学んだことを忘れないようにしていきたい。

・グループワークを通して他の薬剤師の先生の意見を聞けたことが、非常に勉強になりました。ご担当の講師の先生の講義も非常に分かりやすく、何回も講義資料に目を通して繰り返し学びたいと思いました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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