10月16日(日)「明日から使える行動変容支援~ダイエットから減酒まで~」薬剤師生涯学習講座を開催しました
2022年10月16日(日)は「明日から使える行動変容支援~ダイエットから減酒まで~」を、筑波大学 吉本 尚先生を講師に迎え、グループワークも取り入れたZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。
当講座は、薬ゼミ生涯学習センター初の「行動変容支援」に特化したテーマです。
吉本先生からのレクチャーに加え、グループワークでの意見交換を行いました。
レクチャー部分では患者さんの声をしっかりと聴くことの大切さを教えて頂き、治療を進めている中での患者さんの気分や治療の変更による日常生活への影響の有無などを問いかけるなど、日々のアプローチの仕方を工夫することで行動変容に繋がるきっかけになることを学びました。
また、講座の最後にはグループ内でロールプレイを実施し、レクチャーで学んだ傾聴の大切さや患者さんへのアプローチ方法を実践的に学ぶことができました。
参加者の声
・対人業務が重視されるようになり、患者さんとのコミュニケーションをどのようにとっていくかが、課題となっています。その中で、相手に不快感を抱かれず、患者さんから情報を聞き出すスキルを培っていくことはとても大切だと思いました。
長く薬剤師をしているため、自分のスタイルを変えることはとても大変ですが、今回の受講を今後の投薬に役立てたいと思います。
・お酒やタバコは止めようと思ってもなかなか止められないので、無理にアドバイスしようとしないでまた同じ薬局に足を運んでくれるように小さな目標を立てていき、失敗してもまた頑張ろうと思ってくれるように、患者さんに自信を持たせてあげられる投薬を目指します。
・対物から対人に業務が移りつつある中、やはり患者様の気持ちを理解しようとすることが、その方の治療、更なる健康へ寄与できる薬剤師の武器になると思いました。
明日から早速患者様の気持ちを理解できるよう、注意しながら投薬を行って参りたいと考えております。
・今回の講座では、患者の行動変容を促す際に重要なポイントを学ぶことが出来ました。加えてロールプレイを通して行動変容を促す練習を行い、理解の定着につなげることが出来ました。
患者や医療従事者の背景を考慮することを念頭に置いて、今回学んだことを業務に是非とも活用していきたいです。
・今回の講座を受講してLEARNによるアプローチや交渉術の1つであるBATNAを学べ、服薬指導の幅がより広がったように感じました。
各個人の行動変容のステージに応じたアプローチをすることで患者さんの自信度を高めることが出来るということを再確認しました。
薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加をお待ちしております。
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