8月7日(日)「薬剤師が知っておきたい アルコールの知識とその対応」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「薬剤師が知っておきたい アルコールの知識とその対応」薬剤師生涯学習講座を開催しました

2022年8月7日(日)は「薬剤師が知っておきたい アルコールの知識とその対応」を、筑波大学 吉本尚先生を講師に迎え、グループワークも取り入れたZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。

当講座は一昨年昨年もご好評をいただいた人気のテーマです。

適切なアルコールの摂取量やアルコール依存症を疑う症状などについて、グループワークでの意見交換を踏まえた上で、吉本先生からレクチャーを頂きました。

また、講座の最後には、アルコール依存症の患者さんを目の前にした際の薬剤師対応について、ロールプレイを通して実践的に学ぶことができました。

アルコール関連で悩む患者さんとの向き合い方として、患者さん自身に意思決定をしてもらうことの大切さを学びました。

参加者の声

・お酒が飲めないためにそもそもの知識がなく、ついていけるか心配していたが、ディスカッションを重ねてロールプレイもできたことで、お酒に悩む患者さんの姿をよりイメージしやすくなった。深酒の背景にはいろんな理由があることも学べたので、服薬指導の際はまずは話をしっかり聴くことを目標に対応したい。

・自分もお酒が好きなので、禁酒などと言われたら絶対に嫌だなとか、患者さんにもっとより良い提案方法はないのかなと思って今回の講座を受講しました。
 実際に、好きなお酒の銘柄を聞くなど距離を近くしていく方法もありなんだと分かったので、ぜひ実践していきたいと思います。一番身近な医療人として、地域で貢献できるよう、今回学んだことを活かしたいと思います。

・今まで飲酒について薬との飲み合わせ、飲酒量などについて的確なアドバイスができずにいました。今回受講することで、純アルコールの換算ができ、適量と過量の判断基準を明確に認識することができたことや、飲酒する際の食事の助言、アルコール依存症についての知識と治療域にいる患者さんに遭遇した際の助言・受診勧奨ができるようになったことなど、今後の投薬・薬剤師としての対人業務で活かせる知識が多く得られたことを実感しています。

・医師が診察室でどのようにアルコール依存症患者と接しているか、どのような声掛けをして治療方針を考えているかを知ることができた。日々の服薬指導においても患者との適切な距離感を見極め、喧嘩にならないよう共感や思いやりを示した対応をしていきたい。

・講座全般を通じてアルコールに関する基礎的な知識を得られた。また、ロールプレイで薬剤師役として服薬指導を行う機会があったのだが、自分が行った投薬に対して先輩方から良かった点やこうすればもっと良くなるといった改善点について教えて頂き、今年新卒の薬剤師である自分としては今後の業務におけるモチベーションが上がったように思う。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。

ご参加お待ちしております。

一般社団法人薬学ゼミナール生涯学習センター 事務局
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